ブリオッシュの発祥は16世紀のノルマンディー地方だそうで、良質なバター等の乳製品の産地としても有名な地で生まれました。
中性ヨーロッパでは主食とするパンは小麦粉を水と塩のみで作るものでしたが、水の代わりに牛乳を加え、バターと卵を多く使った口当たりの軽いブリオッシュはお菓子だと考えられていたそうです。
ブリオッシュはサヴァランやクグロフのもとになる生地なので、お菓子好きとしてはマスターしたいパンでもあります。
ほんのり甘くて、中は卵の黄色い色。粉砂糖がかかった雪だるまみたいな形も可愛いらしいパンなのでプレゼントにも最適です。
ブリオッシュの種類
ブリオッシュ・ムスリーヌ
1個分の生地を丸め、型に入れるだけ。
ブリオッシュ・シュクレ
1個分の生地を4等分にし、それぞれ丸める。
3個分を型に入れ、残りの1個を上に”グッ”とのせる。
ブリオッシュ・ア・テート
1個分の生地から1/5程度カットし、それぞれ丸める。
大きい方を型に入れ、残り1/5を上に”グッ”とのせる。
基本の作り方では丸めるだけの『ブリオッシュ・ムスリーヌ』にします。
他2つも作ってみました↓ 続きを見る
【ブリオッシュの成型】ブリオッシュ シュクレとア・テート
紅茶ブリオッシュはこちら↓ 続きを見る
【紅茶ブリオッシュのレシピ】紅茶の香りと優しい甘さ
ラムレーズンブリオッシュはこちら↓ 続きを見る
【ラムレーズンブリオッシュのレシピ】広がるラム酒のコクと香り
今回使用した型はブリオッシュ型
フチで指を切る可能性もあるので、取り扱いに注意しましょう。
材料:ブリオッシュ 6~7 個分
【粉類】 | |
強力粉 | 135g |
薄力粉 | 15g |
砂糖 | 15g |
塩 | 2.7g |
【油脂】 | |
バター | 30g |
【イースト液】 | |
ドライイースト | 3g |
35℃温水 | 15g |
【仕込み水】 | |
牛乳 | 45g |
卵 | 45g |
※フードプロセッサーで生地がまとまりにくい場合は、牛乳の量を40gに減らし様子をみて捏ねます。
生地作りの工程について
パンの生地作りの工程は、『step.5 一次発酵』まで全て同じですので、
フードプロセッサー 続きを見る
【パン作りの基本工程】Cuisinartフードプロセッサーで簡単パン作り
手ごね 続きを見る
【パン作りの基本工程】しっかり捏ねてふっくら❊手ごねをマスター
上記をご覧ください。ここでは『step.6 分割→ベンチタイム』からの工程になります。
step
6分割→ベンチタイム
・生地を6~7等分にし、軽く丸める。
・乾燥させないように布巾やラップをかぶせ、20分休ませる。

step
7成型
・丸めなおして油脂を塗った型に入れる。

step
8仕上げ発酵→焼成
・35~36℃で25分発酵させる。
・表面に卵を塗る。

・180℃で10分焼く。
・荒熱がとれたら型から取り出し、できあがり。

※お持ちのオーブンによって、温度・時間を調整してみて下さい。
実食:ブリオッシュ
焼き上がりの色も丁度よく、食感もふんわり柔らかく仕上がりました。焼きたても冷めても、しっとり感が持続する生地です。
バター・卵・牛乳を多めに使用するパンなので、ほんのり甘いおやつパンとして美味しく頂けると思います。
※ブリオッシュの生地は柔らかくてまとまりにくいので、フードプロセッサーでは牛乳の量を5g減らし、40gで捏ねています。手ごねはレシピ通りでも扱いやすいと思います。
