聖地「富澤商店」での買い物中、女子高生がお菓子の材料選びに親御さんと買い物に来ていました。
この頃から、お菓子作りが好きになる子も増えてくると思いますので『失敗の少ない』ブラウニーを作ろうと思います。
工房のブラウニーはクルミを生地に練りこみ、チョコレートをコーティングした食感にアクセントがあるチョコレートブラウニーです。
ブラウニーとは
ブラウニーは平たく正方形に焼いた濃厚なチョコレートケーキで、バー状に切り出したものがオーソドックスな形状です。
食感もふわっとしたケーキではなく、どっしりとしたソフトクッキーのような感じですが、チョコレートの濃厚さにより、
ファッジ状(やわらかいキャンディ)
ケーキ状(クッキーに近い)
など、好みでチョコレートを調整できるチョコ好きにはたまらないお菓子です。
具材もナッツ、クリームチーズ、チョコチップなどを入れたり、粉砂糖をかけるなど様々なブラウニーがあります。
ブラウニーの発祥はシカゴ万国博覧会で、シカゴにあったホテル『パーマーハウス』の創業者の妻が「万国博覧会に参加する女性のために、気軽に出して食べられるケーキよりも小さいデザートを作ってほしい」という要望にシェフが応えて考案したとされています。
その後アメリカの女性料理家が著した『ボストン・クッキングスクール・クックブック』の中で今日のような、よりケーキらしいブラウニーへとアレンジされました。
ファッジ状のブラウニーは、更にその後のルター・M・ルーニー商会から出された『ルーニーズ・クックブック』に登場し、卵をふんだんに使用してチョコレートを多く加えていたため、より濃厚なブラウニーとなりました。
材料:チョコレートブラウニー 約18cm×18cm 1個分
【粉類】 | |
薄力粉 | 65g |
ベーキングパウダー | 3g |
ココアパウダー | 20g |
【その他A】 | |
無塩バター | 50g |
砂糖 | 100g |
【その他B】 | |
全卵(Mサイズ) | 1個 |
バニラオイル | 少々 |
【具材】 | |
クルミ(素焼き) | 40g |
【コーティング用チョコレート】 | |
クーベルチュール(ダーク53%) | 50g |
step
1
クルミは150℃で5分ほど軽くローストし、粗めに刻んでおく。
step
2
バターを柔らかくなるまで混ぜる。
step
3
砂糖を加え、なめらかになるまで混ぜる。
step
4
ふるった粉類を入れ、切るように混ぜる。
バターのぶつぶつがないようしっかり混ぜる。
step
5
クルミ、バニラオイルを加える。
といた卵を3~4回に分けて入れ、その都度さっくり混ぜる。
step
6
天板にオーブンシートをしき、生地を1cmくらいの厚さに伸ばす。(厚さ1cmであれば大きさは測らなくてもOK)
固めの生地なので、型を使用すると綺麗で簡単にできると思います。
step
7
170℃で20~25分焼く。
※お持ちのオーブンによって、温度・時間を調整してみて下さい。
step
8
冷めたら端をカットし、チョコレートをコーティングしてできあがり。
食べやすい大きさに切り分けます。
コーティングチョコレートについて↓ 続きを見る
【コーティングチョコレートの作り方】テンパリングとは?その方法
実食:チョコレートブラウニー
ココアのほろ苦さと甘いチョコレートの相性が良く、くるみの香ばしさとチョコのパリっと感がアクセントになっています。
生地自体が甘いので、チョコレートを多めにかけたい場合は好みで砂糖を減らしたり、カカオ率の高い甘さ控えめのダークチョコレートを使用するのがいいと思います。
合わせるお茶は『ディンブラ』のホットティーがおすすめ。
爽快な渋みと、バラのような芳醇な香りが甘いお菓子によく合います。