ゼラニウム・エジプトはわずかにグリーン調(ミント)の、バラに似た甘い香りを持つことからローズゼラニウムとも呼ばれます。
女性に好まれる香りで禁忌もなく、皮膚の抗感染対策などスキンケアには欠かせない精油なので、よくブレンドのベースに使う精油です。
ゼラニウム・エジプト
精油のデータ
学名:Pelargonium × asperum フウロソウ科
採油部位:葉
主な産地:エジプト
精油の揮発度:ミドルノート

主な作用:
- 抗真菌・抗菌作用
- 抗炎症作用
- 収斂作用(ニキビ・脂性肌など)
- 交感神経安定作用(自律神経の調整)
- 副交感神経安定作用(自律神経の調整)
禁忌・注意:用法容量を守って使用すれば禁忌なし
精油の成分をもっと詳しく
ゼラニウム・エジプトの主要な含有成分は、シトロネロールという成分です。
モノテルペンアルコール類に分類され、天然の環状モノテルペノイドでシトロネラソウに含まれるシトロネラ油の50%を占める一般的な異性体です。
シトロネロールは抗菌・抗炎症などの作用があり、女性に好まれる薔薇の香りを持つため、化粧品や香料等に使われています。
昆虫忌避作用がありますが、ダニや蜂が好んで寄ってくることからダニ誘因捕獲にも利用されるため、用途には注意が必要です。
蚊などの虫よけに関しては、似た名前の化合物である『シトロネラ―ル』のほうが効果が期待できます。
その他、鎮静や筋肉弛緩作用があり、肩こりや筋肉痛を緩和し、
血液循環促進作用により頭皮の血流を促進して毛根を活性化、脱毛の予防や育毛剤など様々な用途で使われています。
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