精油

【ティートゥリー】精油の効能・効果

ティートゥリー

ティートゥリーは原住民アボリジニの間では古くからケガや皮膚の治療などに用いられ、健康に欠かせない木として大切に利用されてきました。
いくつかの別種が存在し、アロマテラピーで使用されるのは本種(Melaleuca alternifolia)になります。

精油はフレッシュでスパイシーな香り。抗菌スペクトルが広いことから様々な感染症の予防や治療に効果的なので、使い方をマスターしたい精油のひとつでもあります。

 

ティートゥリー

精油のデータ

学名:Melaleuca alternifolia フトモモ科

採油部位:

主な産地:オーストラリア、ザンビア

精油の揮発度:トップノート

主な作用:

  • 抗菌作用 (ブドウ球菌・大腸菌・クレブシエラ属)
  • 抗ウィルス作用(感染を抑制する)
  • 抗寄生虫作用(ジアルジア属)
  • 抗真菌作用(カンジダ属)
  • 免疫調整作用(免疫の機能障害を調節・正常化させる)

禁忌・注意:30ヶ月未満の乳幼児や敏感肌には10%以下に希釈して使用する

 

精油の成分をもっと詳しく

ティートゥリーの主要な含有成分は、テルピネン‐4‐olという成分です。
テルピネン‐4‐olはモノテルペンアルコール類に分類される、テルピネオールの異性体です。

 

抗菌作用が強く、食中毒や肺炎、敗血症など感染症の原因となる黄色ブドウ球菌や大腸菌に有効とされています。
また抗真菌・殺真菌作用により真菌症(水虫などの白癬、皮膚カンジダ症)に高い効果を発揮することが数々の研究で証明されています。

多くの細菌やインフルエンザウイルスなどの表面上に存在する抗原性糖タンパク質である、ヘマグルチニンの幕融合部位と結びつくことにより、ウイルスが宿主細胞に入るのを阻害し抗ウイルス活性を示すことが分かっています。

 

身近な製品には抗菌作用を生かしてニキビ用化粧水や、歯周病予防としてデンタルケアなどにも使用されています。

香りは特にイライラしている時や不安がある時に鎮静を促してくれる効果が期待でき、清涼感のある香りが空間をスッキリさせてくれます。

 

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