前回オーソドックスなコッペパンを作りましたので、薄力粉を一部米粉に変えて『もちっと食感』なコッペパンに挑戦してみることにしました。
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米粉の比率は小麦粉に対して30%程度です。
小麦グルテンは使用しないので、市販の米粉パンよりは『もちもち』感が弱めです。
米粉を増やしてしまうとパンの膨らみが弱くなり、パンらしい食感が失われてしまうので比率は30%程度がおすすめです。
コッペパン用の型を使うと、切れ目を入れる外周部分がキレイに揃います。
材料:米粉コッペパン 3 個分
【粉類】 | |
強力粉 | 105g |
米粉 | 45g |
砂糖 | 7.5g |
塩 | 2.7g |
【油脂】 | |
※ショートニング (バターでも可) |
7.5g |
【イースト液】 | |
ドライイースト | 3g |
35℃温水 | 15g |
【仕込み水】 | |
水 | 82.5g |
ショートニングは無味無臭なので、素材の香りを活かしたい時に使用します。
パンの焼き上がりはバターに比べて『ふんわり』して軽く、翌日も弾力が持続します。
トランス脂肪酸フリーのオーガニックショートニングなども出回っているので食事のお供としてのパンや、『ふんわり』したパンが好みの場合はショートニングがおすすめです。
生地作りの工程について
パンの生地作りの工程は、『step.5 一次発酵』まで全て同じですので、
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上記をご覧ください。ここでは『step.6 分割→ベンチタイム』からの工程になります。
米粉を使用していますので、小麦粉100%のパンより膨らみが弱いです。
『step.5 一次発酵』の膨らみ具合は1.5~2倍くらいが目安です。
【発酵前】
【発酵後】
step
6分割→ベンチタイム
・生地を3等分にし、軽く丸める。
・乾燥させないように布巾やラップをかぶせ、20分休ませる。

step
7成型
・一度丸めなおし、めん棒で18cmの楕円に広げる。

・両端を中心線から1/3ずつ折り、更に1/2に折る。

・両端を完全に閉じ、閉じ目を下にする。

・横20cmの棒状までめん棒でのばす。

step
8仕上げ発酵→焼成
・40℃で20分発酵させる。
・クープナイフで切れ目を入れる。
・仕上げに米粉をふる。

・180℃で15分焼き、できあがり。
基本のコッペパンより20℃低めで焼きました。

※お持ちのオーブンによって、温度・時間を調整してみて下さい。
実食:米粉コッペパン
小麦粉より水分含有が多い米粉を使用したので、しっとりもちっとした感じに仕上がりました。
具を挟む場合は冷めてから横に切り込みを入れます。
材料の油脂は、バターよりショートニングの方がパンの膨らみがよく、もちっとした食感と米粉の風味もより感じられました。
味は淡白なので挟む具材はジャムやピーナッツバター、テリヤキ系の具など「こってりあま---い」ものや、きんぴらごぼう、肉味噌などの和惣菜も合います。

