ハイジの白パンは『アルプスの少女ハイジ』に登場するパンです。
ハイジが大好きな盲目のおばあさんは、歯が悪く固いものが苦手です。
おばあさんが毎日食べていたパンは、固く黒いパンでした。
アルプスの農家や庶民の主食は『黒パン』
黒パンはライ麦粉で作り、栄養価が高く保存食でもあります。
とても固いので、細かく砕いてワインやスープ、水などに入れてふやかして食べるそうです。
貴族やお金持ちの食べ物だった『白パン』
白パンは小麦粉で作り、とてもやわらかく、ふわふわのパンです。
白パンが焼ける職人は特別待遇を受けていたということもあり、高級品だったそうです。
固い黒パンしか知らなかったハイジは、クララのお屋敷で出された柔らかくふわふわの白パンを、歯が悪いおばあさんへのお土産にしようと食事のたびに持ち帰って、タンスの引き出しにこっそり隠していたのです…
というエピソードがもとになったパンです。
そんなハイジの白パンは焼きたてが一番おいしいので、翌日食べるときなどは軽くトーストするとふわふわ感が戻ります。
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材料:ハイジの白パン 5 個分
【粉類】 | |
強力粉 | 125g |
砂糖 | 5g |
塩 | 1.5g |
【油脂】 | |
バター | 5g |
【イースト液】 | |
ドライイースト | 1.5g |
35℃温水 | 7.5g |
【仕込み水】 | |
牛乳 | 92.5g |
生地作りの工程について
パンの生地作りの工程は、『step.5 一次発酵』まで全て同じですので、
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上記をご覧ください。ここでは『step.6 分割→ベンチタイム』からの工程になります。
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6分割→ベンチタイム
・生地を5等分にし、軽く丸める。
・乾燥させないように布巾やラップをかぶせ、20分休ませる。
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7成型
・平たく潰し、十分にガス抜きをする。
・閉じ目を下にして、小麦粉をつけて丸める。
・ブレッチェン棒(もしくは割りばし)で真ん中に強めに割れ目を付ける。
※棒が下に着くぐらい強めに割れ目をつけないと、線ができません。
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8仕上げ発酵→焼成
・40℃で20分発酵させる。
・190℃に予熱したオーブンに2分入れておく。
・オーブンに入れたまま温度を130℃にさげて、10分焼き、できあがり。焦げ目をつけたい場合は、様子を見ながら焼く。
※お持ちのオーブンによって、温度・時間を調整してみて下さい。
実食:ハイジの白パン
焼きたてが一番おいしいので、荒熱がとれたら早速食卓へ。
ふっくらとしてやわらかく、食事のお供によく合います。
その昔は貴族しか食べれなかったなんて…
いい時代になったものだ…(´ー`)y-~~
歯切れがよいので、歯が悪い方にもおすすめです。(ほんとにハイジのくだりになりましたな)
今では逆にライ麦粉で作ったパンの方が高いという…なんとも皮肉なことです。