クッキー類

【型抜きクッキーの基本レシピ】Pointは混ぜすぎない&よく冷やす

クッキーはバターや卵の配合で生地の扱い方や名称が異なります。それぞれ食感や味も異なるので、どの様なクッキーを作るかでレシピを選びます。

また、クッキー、ビスケット、サブレ…など違いがよく分かりづらいのですが、全国ビスケット公正取引協議会によるクッキーの定義としては『手作り風の外観を持ち、原材料の中の糖分と脂肪分の合計が40%以上含まれるもの』と定められています。

サブレと配合が似ている感はありますが、サブレはベーキングパウダーを使用しないので、今回作るものはクッキーになります。

 

主なクッキーの種類

定義は様々ですが、お菓子の入門書を参考に大まかに以下の種類に分けました。

アメリカンクッキー

本来は『バラエティーに富む小さな家庭菓子』の意味。クッキーのみに焦点を合わせると、混ぜ合わせた生地を手で丸めたり、スプーンやフォークでさっと形を整えて焼く、具や食感も様々なホームメイド感覚の素朴なクッキーです。

 

型抜きクッキー

様々な抜型を使うことで形を楽しめ、表面が平らなのでアイシングやデコレーションもしやすいクッキー。生地を平たく伸ばして型抜きするので、生地が貼りつかないように打ち粉をするのが特徴。打ち粉は強力粉を使用します。

 

アイスボックスクッキー

生地を冷蔵庫や冷凍庫で冷やし固め、切り分けて焼くクッキー。生地の組み合わせで切り口の模様や美しさが楽しめます。生地を冷やして成型して、更に生地を組み合わせて成型して冷やして…と、手間のかかる子や。

 

絞り出しクッキー

絞り方や金口の種類によって自在に形を作れるクッキー。「これ一番簡単やん」と思ったのも束の間、焼き上がりを均等にするために一つの天板に生地の形や大きさ(太さ)を揃えて絞らなければならない、絞りの技量が試されるクッキーです。

 

工房では『なんかしら猫型の商品を出したい』という理由から型抜きクッキーを作ることにしました。

クッキーを焼くときのオーブンシートはシルパンがおすすめです。余分な油が落ちてサックリと焼きあがる…ようです。(私の舌かレシピなのか、劇的な違いが感じられませんでしたが、おすすめです。)ヾ(-_-;)

 

材料:型抜きクッキー 猫型12匹分

【粉類】
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 0.7g
【その他A】
卵黄 1個分(約20g)
砂糖 45g
【油脂類】
無塩バター 40g
ショートニング 10g
【その他B】
アーモンドプードル 20g
お好みの具材 適宜

 

step
0
下準備

  • 油脂類、卵を室温に戻しておく
  • 粉類をふるっておく
  • 具を入れる場合は具の下処理

 

step
1

油脂類をクリーム状になるまで、よく混ぜる。

 

step
2

砂糖を加え、全体に白っぽくなめらかになるまですり混ぜる。

バターが混ぜ不足だと、空気を含まない固めの仕上がりになってしまうのでしっかり混ぜる

 

step
3

卵黄を加え、よく混ぜる。

 

step
4

ふるっておいた粉類と【その他B】を入れ、粉気がなくなる程度まで混ぜる。

そぼろ状が理想的、混ぜすぎない

 

生地をまとめながら平らにならしてラップに包み、冷蔵庫で1時間以上ねかせる。

 

step
5

・ラップに包んだまま一度めん棒で叩く。

・厚さ3㎜程度になるようにめん棒でのばしながら、抜く個数分が収まるように形を整える。

・冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。

よく冷やしておくと体温で生地がだれずに綺麗に成型できます。

 

step
6

ラップをはがし、打ち粉(強力粉)をしてから抜型で手早く抜く。

※生地がだれてきたら一度冷蔵庫に入れる。

強力粉は薄力粉より粒子が大きく、サラサラしており吸水しにくいため、打ち粉に適しています。

 

step
7

抜いた生地をオーブンシートをしいた天板にならべる。

予熱したオーブンに入れ170℃で11~12分焼き、できあがり。

※お持ちのオーブンによって、温度・時間を調整してみて下さい。
焼きあがったらオーブンシートごと、網などの上で冷まします。

 

実食:型抜きクッキー

さくほろ感はありませんが、型抜きクッキーらしいほどよい硬さのクッキーです。甘さも控えめなので飽きずに食べられます。

生地の大きさや焼き加減でサクッと感も変わるので、焼き後半は焦げて固くならないように注意しながら焼きます。

さくほろ感を出したい場合は、ショートニング・マーガリンなどの配合を多めにすると口どけが良くなります。

 ベーキングパウダーの配合を増やすと「ふわっ」とした優しい食感が出ますが、クッキーの表面にヒビが入りやすくなるのと、ふっくら感が増してデブ猫になってしまうので見た目と相談して分量を決めるとよいと思います。

 

クッキーに合わせる紅茶は、ストレートだと香り豊かな『ダージリン』。

ミルクティーだとコクがあり、まろやかな渋みの『ルフナ』がおすすめ。特にルフナはスパイスとも相性がいいのでチャイにもぴったりです。

トト
(*´~`*)二日目は味が馴染んでまろやか

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