精油

【レモングラス】精油の効能・効果

レモングラス

レモングラスはレモンに似た香りの植物で、タイ料理などでは香り付けとしても使われています。
柑橘系のレモンより酸味がなく、甘めのレモンの香りがします。

精油の特性は筋肉のコリやむくみ・冷えなどの症状に効果的で、柑橘系のレモンのように光感作=光毒性(シミ・光アレルギーを引き起こす)がないので皮膚に塗布ができ、レモンの香りの代替としても有効です。

香りからの効果は極度の緊張感を解きほぐし、ストレスの軽減に役立ちます。

 

レモングラス

精油のデータ


学名:Cymbopogon citratus イネ科

採油部位:全草(根以外)

主な産地:中国、ジャワ、グアテマラ、インド

精油の揮発度:トップノート

主な作用:

  • 血管拡張作用(血管の平滑筋を弛緩させる)
  • 抗炎症作用
  • 鎮痛作用
  • 精神安定作用(嗅覚による作用)
  • 精神高揚作用(嗅覚による作用)

禁忌・注意:50%以下に希釈して使用する(テルペン系アルデヒド類が皮膚を荒らす危険性があるため)

 

精油の成分をもっと詳しく

レモングラスの主要な含有成分は、シトラール(ゲラ二アール、ネラール)という成分です。

シトラールはテルペン系アルデヒド類に分類され、ひと組のシス‐トランス異性体であるゲラニアールとネラール を合わせて指す呼称です。

 

主な作用である血管拡張の他、血清コレステロールやトリグリセリドレベルを下げる働きがあるとされています。
その他、抗菌・抗鬱作用などが認められており、抗がん剤としての研究では正常な細胞を殺さずにがん細胞のアポトーシス(プログラム細胞死)を誘導する効果があることが発見されています。

 

清涼感のある香りはシトラス系調合香料の成分として、スキンケア化粧品、ボディ&ハンドケア製品など幅広い分野で使われており、レモン油の強化剤や香味料などにも用いられています。

 

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